皆様、こんばんは。
usunonooです。
をご紹介致します。
京商CVSシリーズらしい精巧な造りが特徴的なフィアット131・アバルトラリーをご紹介致します。
こちらは京商CVSシリーズ第16弾『 フィアット & ランチア・ミニカーコレクション 』の内の一台として2007年4月10日に発売されました。全10車種27種類がラインナップされていましたが、その中でも特に本日ご紹介のフィアット131・アバルトラリーとランチア・ストラトスの二台が一番人気だったように思います。
1973年に世界ラリー選手権(WRC)にフィアット・グループから投入されていたラリーマシンがストラトス HF(ランチア・ストラトス)であり、1974年から1976年までのWRC メイクスタイトルを3年連続で獲得するなど、フィアットグループの歴代レースシーンにおける輝かしい実績を残していました。
しかしながら、あまりにも過激なルックスを持つラリー向けスペシャルマシンであるランチアストラトスの勝利は、当時のフィアット・グループとして量販車の売り上げ貢献に直接的に繋がるものでは無かったそうです。
フィアット・グループとしてより市販車ベースのWRC参戦マシンを開発すべく白羽の矢が立てられたのが、当時フィアットが小型大衆車としてワゴンや4ドアセダンを販売していた『 フィアット131 』でした。
そのフィアット131をベースに当時既にフィアット・グループの傘下であったアバルトの手により市販大衆車から過激なワークスマシンへと変貌させたのが『 フィアット131・アバルトラリー 』でした。
フィアット131・アバルトラリーはWRC 参戦用の新しいホモロゲーションモデルとして1976年に開発され翌1977年から実戦投入が開始されています。
排気量1995ccの直列4気筒DOHC16バルブエンジンは最高出力140psを叩き出し、軽量なFRP製の大きく張り出したワイドフェンダーやエアロパーツ、軽量高硬度マグネシウム合金ホイールで武装したスパルタンなWRCマシンとして仕上がっていました。
導入後の1977年と翌1978年、さらに1980年にはWRCメイクスタイトルを獲得し、これまで培われたランチア・ストラトスの記録と同様にフィアット131・アバルトラリーもWRCラリーの歴史に名を刻まれた名機となったのでした。
京商CVSシリーズ第16弾と同シリーズでは比較的初期にラインナップされたフィアット131アバルトラリーですが、全体的なプロポーションと精密なタンポ印刷で非常に美しいミニカーに仕上がっています。
フロントヘッドライトやリアテールランプにはクリアレンズを使用し、室内には実車同様にロールゲージを配するなど細かい作り込みが施されています。
京商CVSシリーズの中には幾つものワークスマシンが登場していますが、現在では手に入りにくいモデルも多数存在しますので、また入手出来ればご紹介していきたいと思います。
(昔、フィアット・アバルトラリーの赤✖️緑✖️ホワイトのアリタリアカラーは持ってたのですが、当時別のメーカーのミニカーを集めていて資金の為に売ってしまったんですよね....(最近ほぼ見かけないですよ...泣)また探したいと思います....泣)