皆様、こんばんは。
usunonooです。
今夜は cm's ラリーカーコレクション
をご紹介致します。
1/64サイズのリアルなミニカーと言えば、トミカリミテッドヴィンテージや、京商などのメーカー様が有名だと思いますし、最近は海外メーカー様などもかなり精巧なミニカーを発売されていますが、ラリーカーに特化した1/64サイズのシリーズと言えば、『cm's ラリーカーコレクション』は外せない気がします。
1/64サイズでありながら、この圧倒的なタンポ印刷の物量‼️といった仕上がりが、CM'Sコーポレーションが世に送り出した「ラリーカーコレクション」の魅力であったと思います。
京商製のミニカーと唯一異なる部分があるとすれば、京商よりもややデフォルメっぽい(?)造りをしたミニカーがcm'sのラインナップには多かった気がします。(あくまで個人的見解ですが、こちらのインプレッサ もかなりリアルなのですが、少しフロント周りなどがずんぐりしている気がします。)
ただ、ミニカーとしての仕上がりで考えてみると、トミカサイズの小さなミニカーにここまでタンポ印刷を持たせたクオリティは他社には無い気がします。(インプレッサ に限らず、CM'Sの商品ラインナップには幾つかのメーカーのラリーカーが存在していますが、そのいずれもかなり精巧なタンポ印刷表現がなされています。)
こちらのCM'Sラリーカーコレクション・インプレッサ のモデルとなった車両は、2005年にSUBARUが WRCに参戦した際のインプレッサ がベースとなっており、当時5号車のエースドライバーであったノルウェー出身のペター・ソルベルグの愛機となっていました。
フロント周りも、WRCカーの無骨かつ複雑な造形を丁寧に再現しようとしてある事が分かります。一つ一つのデカールロゴも1mmにも満たないようなサイズのものが大半ですが、全てタンポ印刷で美しく再現されています。
CM'Sラリーカーコレクションの凄まじい造形で特徴的な部分は、リアウイングなどのエアロ形状もキチンと元々のモデルとなった車両と同じ形状になっている事にもあるように思います。
(京商レガシィRSの記事はコチラ↓)
https://usunonoo-minicar.hateblo.jp/entry/2021/11/25/212016
CM'Sラリーカーコレクションは、ラリーカーというジャンルの1/64サイズの草分け的な存在だと思いますが、惜しくも同シリーズを発売していた販売元のCM'Sコーポレーションは2014年3月に4億円の負債を抱えて倒産してしまいました。
最近の1/64サイズのミニカー・メーカーの中にはかなり凝った造形やタンポ印刷の商品のラインナップが増えた(値段も爆上がりですが)気がしますが、CM'Sラリーカーコレクションが作り上げたミニカーの歴史もまた、現在に大きな影響を与えたのではないでしょうか。