皆様、こんにちは。
usunonooです。
本日は ホットウィール より、
ライジン エクスプレス
をご紹介致します。
こちらは2021年の5月頃に発売されましたホットウィール・ベーシックカーシリーズにラインナップされています。
いわゆるホットウィールの架空車シリーズになりますが、モデルとなった車種は一眼でそのインパクトが伝わる『 デコトラ 』ですね。
デコトラ、いわゆるデコレーショントラックやアートトラック(いずれも和製英語であり造語になるそうです)は、トラックの外観をステンレスプレートやメッキパーツで加飾し、アンドンやマーカーランプで派手な発光を魅せる装飾品を取り付けたトラックになります。
デコトラの名前も、元々はプラモデル玩具メーカーである青島文化教材社(アオシマ❗️当ブログでもお世話になってます)が1976年に『デコトラ爆走野郎』というプラモデルの商品化の際に造った造語になるそうです。「デコトラ」の名称の商標権は現在でもアオシマが所持しているそうです。
本日ご紹介のHW・ライジンエクスプレスのような、ここまでコテコテのデコトラは実車では昨今の法規制やコンプライアンス問題などで街中を走っているのはめっきり少なくなった気がしますが、今でもチャリティーイベントなどを積極的に開催されているアートトラック団体の『 歌麿会 』などがデコトラ界ではとても有名だと思います。
ホットウィールのライジンエクスプレスですが、とにかくフルメッキのボディですが、フロントバンパーやリアトランクのデザインなど本場・日本のデコトラのデザインが美しく再現されています。
ボディサイドには大きな絵図が描かれています。サイドの絵柄は富士山に葛飾北斎の『富嶽三十六景』の一つ「神奈川沖浪裏」の有名な波の絵と桜を組み合わせたようなデザインになっています。絵図サイドには中国語でホットウィールを意味する『風火輪』の文字もセットされています。
また絵図下面には同ホットウィールのデザイナーであったRyu Asada氏のイニシャルとして「龍」の文字がプリントされています。
(更にド派手なホットウィール・デコトラの記事はコチラ)https://usunonoo-minicar.hateblo.jp/entry/2021/03/02/112327
ホットウィールデザイナーであった故・Ryu Asada 氏がデザインを担当したHW・ライジンエクスプレス。
大阪府で生まれたRyu Asada 氏は、2013年からホットウィールのデザインを担当しており、最近では彼の父親が乗っていたホンダ・プレリュードのHWデザインを担当され話題になっていました。昨年の2020年3月にガンで亡くなられるまでの間に、昨今のホットウィール人気を支ているJDM(日本車ベースのカスタマイズ車両)のホットウィールを沢山世の中に送り出してこられました。
彼がデザインしたホットウィールはまだまだ2022年に向けて発売されるそうですので、偉大なデザイナーを思いつつ、また当ブログでもご紹介していきたいと思います。