皆様、こんばんは。
usunonooです。
ポルシェ ミニカー コレクション ver.3
ポルシェ 996型 911ターボ
をご紹介致します。
以前同じポルシェ996型911ターボをベースとしたRUF RGTのミニカーをご紹介致しましたが、本日は京商CVSシリーズからのご紹介になります。
こちらは京商CVSシリーズ第34弾『ポルシェ・ミニカーコレクション 3』の内の一台としてラインナップされ、2009年2月17日から販売が開始されていました。
ミニカーのベースとなっているのは、1997年に誕生したポルシェ911シリーズでは5代目となる996型ポルシェ911ターボですね。
それまで歴代のポルシェ911シリーズは空冷エンジンにこだわって作成されてきましたが、当時の欧州を始めとした世界的な環境問題への意識の高まりもあり、満を辞して996型ポルシェ911も水冷化され登場するという歴史的なモデルとなっていました。
1990年代前半に経営危機に直面していたポルシェですが、北米での販売不振を打開する為986型ポルシェ・ボクスターを開発し見事成功を収めると、986型ボクスターをベースにした996型5代目911シリーズを誕生させました。
経営難に陥っていたポルシェの業績は2シータースポーツカーであるボクスターの成功によって立ち直り、一方で996型の外観部品や内装をボクスターと共通化させる事でコストダウンにも成功していきました。
しかしながら、"ポルシェのフラッグシップ=ポルシェ911"という従来のポルシェファンの間では、安価なボクスターと996型911ターボが共通部品が多過ぎた事や、特に歴代911シリーズのアイデンティティでもあった従来の丸目ヘッドライトから、ボクスターの涙目型のヘッドライトになった事で批判を集め一部ファンが離れていった原因になったと言われています。
2001年に発売された911ターボにはボクスターと共通の涙目型ヘッドライトから変更されたデザインになりました。本日ご紹介中の京商CVSの911ターボは2001年以降のモデルベースになるようです。
(より過激なRUF RGTの記事はコチラ↓)
https://usunonoo-minicar.hateblo.jp/entry/2021/05/16/154519
ポルシェ911シリーズとしての第一級の性能を保持している996型911ターボ。独特な形状のヘッドライトは6代目となる997型ポルシェ911シリーズから従来の丸目に戻されており、ある意味では不遇な歴史を辿ったポルシェ911ターボだったのかもしれませんね。