皆様、こんにちは。
usunonooです。
トヨタ スポーツカー ミニカーコレクション
をご紹介致します。
こちらは京商CVSシリーズ第3弾『 トヨタ・スポーツカー・ミニカーコレクション 』の内の一台で2005年5月3日に発売が開始されていました。
ミニカーのベースとなっているのは、トヨタが1999年10月に発売を開始した軽量ミッドシップ・2シータースポーツカー『 TOYOTA・MR-S 』ですね。
トヨタ・MR-Sは、1984年から1989年に登場していた同じミッドシップスポーツの初代・MR2や、最高出力245psを叩き出す強烈なターボエンジンを搭載した2代目・MR2(1989年〜1999年)の後継機的ポジションのモデルとしてデビューしていました。
1999年10月から2007年7月まで発売されていたトヨタ・MR-Sは、ハイパワーで走り抜ける先代のMR2とは異なり、車体重量は約320kg軽い1000kg以下に抑えられ、1.8リッターの直列4気筒・自然吸気エンジンによって最高出力は140psを発生させていました。
軽量コンパクトな車体に扱いきれるパワーを載せた振り回せるオープンミッドシップ・ライトウェイトスポーツカーとして生まれ変わっていました。
MR-Sのネーミングも『 ミッドシップ・ランナバウト・スポーツカー 』の略称であり、「ランナバウト(runabout)」の意味は"その辺を気軽に走る"の意味合いがあるそうです。
MR-Sは車体コンポーネントもヴィッツ系からの派生であり、ゴリゴリのハイパワー・スポーツカーでは無く、徹底した軽量化とミッドシップレイアウトによる運動性能の高さを重視した、より気軽に扱える開放的なオープンモデルとなっていました。
京商CVSシリーズでは第3弾とかなり初期に造られたこちらのトヨタ・MR-Sですが、全体的なシルエットもなかなか実車に忠実な一台になっていると思います。ヘッドライトやリアのテールレンズにはクリアパーツが使用され、トランクにはMR-Sのエンブレムもプリントされています。
実はトヨタ・MR-Sも発売当初あまり評価が高くなく否定的な批評もあったそうです。先代MR2がそれまでのパワー競走時代の真っ只中にあり、先代のターボエンスーとは決別するような形で全く新しい価値観のオープンスポーツとしてデビューした結果、過激な3代目MR2の登場を待ち望んだオーナー達からの評価は良くなかったと言われていました。
しかしながら近年ではその軽量コンパクトな車体や国産ミッドシップスポーツとしての価値も見直されてきており、またよりスポーツカーに求められる個性や多様性のニーズもあり、絶版になった現在ではTOYOTA・MR-Sの中古車市場の値段は値上がりが始まっているそうです。
昨年の2020年9月にトヨタは新たなるスポーツコンパクトととしてGRヤリスを発売していますが、あの高硬度なシャーシやハイパワーを使用したランナバウト・オープンスポーツの登場も期待したいですね ♪