皆様、こんばんは。
usunonooです。
BMW ミニカーコレクション
BMW 2002 ターボ
をご紹介致します。
1960年代後半にツーリングカー選手権でのポルシェとの激闘に終止符を打つべくBMWが開発したターボチャージャー搭載マシン『 BMW・2002 TURBO 』、通称「マルニ・ターボ」。
量産車世界初となるターボチャージャー採用モデルとして1973年のフランクフルト・モーターショーで初披露され話題となりました。
BMW・2002ターボのベースモデルとなっているBMW・02シリーズと呼ばれるセダンシリーズは1966年から1977年まで生産されており、モデル初期から生産されていた1600ccの「1602 」シリーズ、1971年に登場した1800ccの「1802」、最上位モデルとしての2000ccの「2002」、そして1970年代後半のモデル末期には廉価版の1500ccモデルであった「1502」も発売されていました。ユーザーの日常の用途や好みに合わせて排気量を選ぶ事ができるようになっていたようです。
同シリーズの中にあってもBMW・2002ターボ、通称・マルニは異質な存在でした。ノーマル2002シリーズよりも横幅約30mmもはみ出したオーバーフェンダーを装着し、より空力特性の高いフロントアンダースポイラーやリアスポイラーを装備したスパルタンなルックスとなっていました。
排気量1990ccの水冷直列4気筒・SOHCエンジンには独・KKK社製のターボチャージャーが組み合わされ、最高出力は170ps、最高速度は211km/hを達成していたそうです。このハイパワーは先代モデルであるBMW・2002tii(インジェクションモデル)よりも30%以上アップした出力特性となっていました。
フロントマスク下部のアンダースポイラーには鏡文字で描かれた「 TURBO 」の文字が刻まれています。このロゴもレースシーンにおいては前走車のミラーに写った際にただのノーマルの2002シリーズでは無い事を知らしめる為のものとなっていたそうです。
リア周りにもターボのロゴが描かれています。特に市販車らしからぬリアのトランクスポイラーがBMW・2002ターボの内包するポテンシャルの高さを表していますよね。
市販車発売当初、サイドビューに描かれた「 TURBO 」のロゴが過激だ、スピードの出し過ぎや事故を誘発すると西ドイツ当局に規制される動きもあったそうです。
本日ご紹介のBMW・2002ターボも、京商CVSシリーズ第5弾『BMW・ミニカーコレクション』の内の一台として2005年の8月9日から発売されていました。全10車種から全26種類がラインナップされた豪華なシリーズとなっていました。
(BMW・320 i Gr.5の記事はコチラ)
https://usunonoo-minicar.hateblo.jp/entry/2021/03/16/210413
京商CVS第5弾とかなり初期の京商1/64コンビニシリーズのミニカーですが、非常に精密であり、何より当時の販売金額は一台あたり¥368円(‼️)だったんですよね〜、正直同クオリティで倍の金額で今販売しても人気が出そうな気がします....、また京商CVSシリーズをコンビニで販売して欲しいですね....(願い)